クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア             -QUEEN OF THE DAMNED- | Stairway To Stardom

クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア             -QUEEN OF THE DAMNED-













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トム・クルーズ主演
「インタビューウィズバンパイア」の続編とのことですが、
そういう予備知識なしで観たのが良かったのかも。
前作と比較することなく、素直に、非常に興味深く観られました☆
何せバンパイアがのっけから正体を明かすわ、
現代人は彼らをちっとも恐れないわw
超現代版の、バンパイアネタの新しい形を見たようです。
因みに有名らしいけれど、原作者アン・ライスの
「バンパイア クロニクル」シリーズは読んでいません。
そんなん暗そうだし、ハッピーそうでないし、
ちっとも興味沸かないもん。


まず夢中になったのはオープニングの曲。
寝ぼけ眼で観始めたのだが、
気がついたら画面に喰いついていました…
こーりゃかっこえぇと思っていたら、
なんと吹き替え元のボーカルはKornのジョナサン・デイビス。
そりゃかっこえぇわ!(笑)
劇中の曲なので彼らだとは分からなかったけれども、
先入観なしにカッコイイと思ったのだから、
やはり彼らは俺のツボなのだな。
最初はLINKIN PARKのチェスター・ベニントンだと思ってた。

バンパイアが目立ちたがってロックスターになってしまうのも新鮮だし、
大勢の前で記者会見されちゃうし、
彼がバンパイアだとは信じていないのか興味本位からなのか、
あらゆる現代人が従来の作品のように、
バンパイアに恐れおののかないのだ。
これは絵的に面白かった。

コンサート会場でバンパイア達が戦いを繰り広げるシーンでは、
ワイヤーアクションの自然さに好感を持てました。
だって、バンパイアだもの。
動きが超人的でも違和感ないから。
どうも香港映画等では、
はいワイヤーですよ~っていうのがバレバレなのでね。
人がびぃよよ~ん びぃよよ~んってだらしなく飛んじゃってさ。
いつも思うけれど、ありゃないよなー
リアリティがなくて、そういうところは好きじゃないのよ。
やるのが大変なのは知ってるし、すごいことなんだけどさ・・・
(うちの事務所でワイヤーアクションのトレーニングしてるの見てるもの)
本当はさ、走り幅跳びの選手みたいに、
空中ではコマ送りに重心移動等が行われているのが
自然だと思うんだけどな。
みんなはどう思ってるのかな。
それを上手く表現できているワイヤーシーンって、
ほとんどないんじゃないだろうか・・・
これからも注意して観ておこう。
外国人って、
様々なセンスにおいて日本人ほど繊細じゃないことが多いから、
そういう注文って出にくいんだろうな。
もうただ大袈裟に飛んでいくのがすごい表現だ、っていう時代じゃない。
迫力ある映像の中にも、緻密な表現は必要だと思う。
こういう自分の感性は大事にしよう。
吊られる人の、空中での演技力って
とてもとても重要だと思っています。
これは将来の自分にも言い聞かせているのですハイ。

あと気づいたことといえば。
○ラストの戦闘シーンは迫力不足
 相手は史上最強の、神にも近いバンパイアであるのに、
 展開に大した工夫もなく、簡単に最期のVFXにつなげてしまっている。
 なんだよー ただ噛み付くだけだなんてさー
 なんだかやっつけ仕事みたいだ。
○バンパイアの女王の設定が、劇中ではあまりに薄っぺらい
 なんでエジプトなの?そもそもバンパイアの起源は?
 きっと原作の設定を上手に誤魔化して伝えられなかったんだろうな、
 ツッコミどころ満載。
○冒頭のシーンで、天井に逆さに張り付いているのに、
 髪の毛が重力に引かれて垂れてないのはうっかりだな。
 ヴァン・ヘルシングではキチンと表現してあったから、余計気になった。
○薔薇の花びら満載の入浴シーンでは、
 レスタトの乳毛をちゃんと処理しておいて欲しかった・・・
 濡れたのがヘロヘロ張り付いていて、美しくないぞ(キッパリ)
 それとも男の乳毛をセクシーに思うセンスなのか(++)
 見る人は見てるぞ・・・なんだか台無し。

ってことくらいかな。
一番印象に残ったのは、やはりレスタト役、
スチュアート・タウンゼントの容姿。
非の打ち所のない、完璧に美しい身体。(でも乳毛は放置・・・)
映像的には、彼の姿を常に常に気に留めて、
目指す肉体の手本にしたい!(乳毛は処理します)
格付けするならB+

★★★★★☆☆☆☆